生活価値体験ツアー
記事公開日:2025/11/11
最終更新日:2025/11/11

PR【富山県富山市】10/25~10/26開催ツアー体験レポート:2日目

人と野生動物の共生の現実

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里地里山で暮らすためには、人と野生動物のそれぞれの営みと領域が存在します。

そこには、人が生活のために農業を営み、守らなければいけないものがあります。

2日目は、人と野生動物の共生の現実に目を向け、獣害対策の現場を訪れて、実際に農作業や環境整備を行いました。

「害獣を捕獲する罠見学体験」、「野菜の収穫作業による農業体験」、「棚田の電柵外しによる環境整備体験」、そして、「畑で採れた野菜や山で獲れた食材によるBBQ」が行われた2日目の「生活価値体験ツアー」をレポートしていきたいと思います。

2日目のタイムスケジュールはこちら

スケジュール・場所

【2日目:10/26(日)】

08:00朝食
09:00~09:30獣害用罠見学
10:00~11:00野菜収穫[農業体験]
11:00~12:00電柵外し[環境整備体験]
12:00~13:30昼食(お弁当支給&バーベキュー体験)
13:30山田谷地区出発
14:30富山駅解散
イノシシの箱罠見学

(当見学には、猟師が帯同して、熊よけ鈴・熊撃退スプレー等を形態して、安全対策を行い実施しております。)

なんと、イノシシを捕獲するための檻の中にクマの糞がありました!

クマが入り餌を食べて小さい穴から脱出したと山田さんが箱罠の構造を解説しながらクマの習性や身体的特徴を教えてくれました。

シカの箱罠見学

檻の中にいる物体はシカの疑似模型で、仲間がいるように安心させて檻の中への侵入を誘います。

耕作放棄地の付近に設置されたクマの箱罠

野生動物との共生の在り方や農業を営むために必要な対策を見学した後は、山田さんのお母さんが畑でつくった野菜の収穫体験を行いました。

野菜の収穫体験

黒豆の収穫を行いました。

夢中になってたくさん収穫する方もいれば、農家さんとお話をして交流する方もいて、参加者それぞれがゆったりとした充実した時間を過ごしておりました。

害獣による農作物被害の対策を助ける

棚田管理の環境整備として設置した電柵を外す体験をさせていただきました。

予想していた以上に棚田の面積も広く、足場も平地を歩くのとは違い難しく、この作業を少ない人員で、いくつもの棚田で行うのは大変な作業であることを実感いたしました。

特に集落の人口減少や農家の高齢化は、富山に限らず全国的にも年々進む一方で、喫緊の課題です。

こうした作業一つとっても、地域外から人が来ることで少しでも手助けにつながると思います。

昼食はお弁当とBBQ

昼食はお弁当に加えて、収穫した野菜などを使ってBBQを楽しみました!

山で獲れた食材を活かした焼肉
次々に焼かれる食材に箸が止まりません

午前に収穫した「黒豆」も塩茹でして出してくれたり、ここでしか味わうことのできない「味付け肉」や「ソーセージ」も出てきたり、大満足のバーベキューとなりました。

黒豆はふっくら肉厚で味も濃く、とっても美味しかったです。

参加特典のお米

富山で育った農家自慢のお米3㎏が、参加者全員に参加特典として配られました。

米の価格が長く高騰し続けて食費や生活費のやりくりに苦戦するこのご時世に、富山の美味しいお米をいただけるなんて最高に嬉しいお土産を最後の最後にいただくことができました。 

ここからは、主催者、体験提供者、参加者の感想をご紹介いたします。

主催者の感想

参加された皆さんからの感想を聞いて地域の方も喜んでおられたから、生活価値体験ツアーを開催できたことで、それが一番嬉しいですね!

「また、富山にきたい」と仰っていた方が多かったので、来年以降もこのようなツアーをグリーンツーリズムで企画できたらいいなと思いました。

プログラムも詰め込み過ぎていなくて、お互いにゆったり過ごすことができて、交流もできて良かったです。

体験提供者の感想

色んな人と会って話をするのが好きなので、楽しくできました。

元々、交流人口を増やしたいという想いがあったので、山田谷のファンクラブみたいに、そういうのをつくって、交流する機会を増やして行きたい!

交流 = 農業のお手伝いもしてもらえるようにしていきたいです。

子どもの時から柿の手伝いが嫌だったけど、一度、地元(山田谷)を離れて東京に行って戻ってくるとこんないいところないなーと思うようになりました。

自分の地域のことを話す機会が増えると、尚更、自分の地域が気に入ってきたなと思います。

冬はスノーモービルを使った体験もできますし、川にできる氷柱を見に行くキャニオニングなど、四季を通じて色んな体験をしていきたいです。

参加者の感想まとめ

●このような体験ツアーは初めてで、どんなものなのかな〜と思って参加したんですけど、全て私好みの体験で、とてもいい2日間でした。また機会があれば参加したいです!

●どーんな感じになっちゃうのかなとちょっと不安だったんですけど、すーっごく良かった、もう本当に良かった!地元の野菜もお米もすっごく美味しくて、地元に帰っても、富山のお米を買おうと思いました。

●インスタでこの企画を見つけて面白そうだなーと思って参加しました。
柿の皮むきから張り切ってやれて、2日間どの体験も楽しむことができました。
季節を変えて、またここに来たいなと思っているので、またツアーを企画して開催をよろしくお願いします。

●久しぶりに田舎の方にきて、ゆったりと流れる時間が好きで、各々が何かをしなければならないということには縛られず、自由にやれるという空間が良かったです。
将来、自分も野菜を育てていきたいなと考えているので、とてもいい経験になりました。

●基本都会暮らしで、普段はこういった山の暮らしに興味を持ったこともない中、妻に連れられて突然とやってきて、1番勉強になったのは野生動物との接し方というか、共生しているというと言い過ぎかもしれませんが、野生動物も暮らしの仲間のひとつ(一部)という感じがしました。

●狩猟免許を取りたいなと思いました。

“地美恵(ジビエ)”
地元の美しい恵みがたくさんある!

体験提供をしてくださった山田さんは、このようなメッセージを参加者に向けて送りました。

「地元の美しい恵みがある地域は、山田に限らず、日本全国にまだまだたくさんあると思います。」

都市で暮らす人が地域の暮らしの中に入り、“地美恵”を探して地方の暮らしを楽しむ醍醐味”が、生活価値体験ツアーにはあります。

今回の富山市山田谷の「里山で放任柿による伝統加工体験」のレポートは、いかがでしたでしょうか。

山田谷の農家が育んできた生活と生業の魅力に触れられた楽しい2日間となりました。