くすりの富山を代表する胃腸薬「越中反魂丹」

池田屋安兵衛商店
地域名:富山県富山市
スポット名:池田屋安兵衛商店
ワンポイント魅力紹介
江戸時代に誕生した、富山を代表する胃腸薬「反魂丹」を製造販売している薬屋。
詳細紹介
創業1936年、初代(池田実)が、現在の地に「和漢薬種問屋」として暖簾を掲げ、江戸時代に一世を風靡した「反魂丹(はんごんたん)」の製造販売を始めました。
現在も日本の伝統薬を中心に、和漢薬の世界を追及しています。
染め抜かれた角三の屋号は、「信用」「伝統」「研鑽」の三つを極めよ―という家訓を表すものです。

反魂丹(はんごんたん)
反魂丹とは、江戸時代に富山藩から始まった富山を代表する和漢胃腸薬です。
1830年(天保元年)創製と伝えられています。
富山藩の二代目藩主・前田正甫公は、元来薬草の研究家としても知られており、城内には立派な薬草園を設けるほど研究熱心で、そして、備前の医師から製法を伝授された反魂丹を、城下の薬種商・松井屋源右衛門に命じて製造を始めました。
富山の薬売りは、「置き薬」という独特の販売方式を生みだし、全国津々浦々、どんな辺ぴな場所までも薬を届けました。
池田屋安兵衛商店は、戦後まもなく薬の製造を始め、越中反魂丹を現代の人々にも通用する新しい形の和漢薬として復活させ、その精神を今に引き継いでいます。

丸薬製造体験
池田屋安兵衛商店の店内では、かつての丸薬製造を無料で体験できます。

熊胆(くまのい)
池田屋安兵衛商店の看板商品「越中 反魂丹」に含まれている生薬<ウルソデオキシコール酸>は肝心かなめの成分です。
ウルソデオキシコール酸は、昔ながらの漢方薬「熊胆(くまのい、熊の胆汁の乾燥したもの)」の主成分です。
ウルソは自身が胆汁酸としてはたらくのはもちろん、肝細胞の機能を改善して胆汁分泌を促進します。
スポット概要
・スポット名:池田屋安兵衛商店
・住所:〒930-0046 富山県富山市堤町通り1-3-5
・営業時間:9:00~18:00(薬都は11:30~14:00)
・休業日:無休(但し年末年始を除く) 薬都は火曜日、水曜日が休み
・駐車場:あり(無料)
・アクセス:JR富山駅前から市内電車「南富山駅行」で「西町」下車、徒歩2分
詳細情報はこちら
池田屋安兵衛商店 越中反魂丹【公式サイト】
http://www.hangontan.co.jp/